
| クルト・ワイルと言えば、ブレヒトの戯曲を共同で作った音楽家だけれども、しかしこんなところで出会うとは思わなかった。なんとドルフィーがそれを演奏したことがあるなんて。いや、アルバムの名前は知っていたから目には入っていたに違いないけれども、それがブレヒト/ワイル/ドルフィーと連絡しなかった。演奏は、どうもふわふわとしていて、ピンとこない。3曲目のソロは、一気にダッシュ、つむじ風のように駆け回り、すぅっと退く。プロの仕事ですな。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1-3:
Eric Dolphy:as (on 3),bcl (on 1) Nick Travis:tp Mike Zwerin:b-tp,arr John Lewis:p Richard Davis:b Connie Kay:ds date:1964/01/10 4-10: Thad Jones:cornet Mike Zwerin:b-tp,arr Jerome Richardson:as,bcl Jimmy Raney:g Richard Davis:b Connie Kay:ds date:1965/06/01 (RCA VICTOR,74321591622) パーソネルを見ればわかるとおり、きっちり決めている。ハッチャーソンの硬質のヴァイブが全体を引き締めるなか、ドルフィーもハバードも切れ味がいい。トニー・ウィリアムスの自由なリズムがこの世界を支えている。もうすこしこの組み合わせは聞きたかった。一曲目のタイトルからわかるとおりモンクを意識していて、それが自然に聞こえる。 |
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Eric Dolphy:as (on 1,4,5),bcl (on 2),fl (on 3) | Freddie Hubbard:tp Bobby Hutcherson:vib Richard Davis:b Tony Williams:ds date:1964/02/25 (Blue Note,CP32-5211) アンドリュー・ヒルらしく、あくまで横へ横へと延びていく。そういうのが嫌いじゃなければ、ハマります。1のアルトソロがとても良い。特段評価の高いアルバムではないようですが、私はこのアルバムがことのほか好きです。 |
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Andrew Hill:p | Eric Dolphy:as (on 1-3),bcl (on 3,6) Kenny Dorham:tp Joe Henderson:ts Richard Davis:b Tony Williams:ds date:1964/03/21 (Blue Note,CDP7 84167 2) ミンガス・ワークショップとのヨーロッパツアーに出発する前の録音。ということはつまり、これがアメリカでの最後の録音。たった二曲だけですけど、しかし圧倒的です。アグレッシブなんだけどクール。同じ曲のツアー中のプレイに比べても、あるいはこちらの方が良いかもしれない。 |
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as(on 1),bcl(on 2),fl(on 2) Johnny Coles:tp Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/4 (JAZZ WORKSHOP, OJCCD-042-2 (JWS-005-5)) 貴重な記録であることはよくわかるのだけど、マスターテープのワウフラがひどい。4/12、オスロでのミンガス・ワークショップ |
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/12 (MOON RECORDS,MCD078-2) 上のオスロでのセッションの後半。録音の音質はこちらのほうが幾分なりとも良くて、こちらはなんとか聴くに耐えるし、それ以上のものもある。これのVol.1にはこの音質で"ORANGE"の曲目が収録されているのだろうか。 |
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/12 (Landscape,LS2-919) 証拠不足で断定できないけれど、少なくともシモスコ&テッパーマンのディスコグラフィーによるライブの曲目を信頼する限り、これは4/13のストックホルムでのセッション。音質はまずまず。 |
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/13(?) (Bandstand,TKCB-30524) 4/14、コペンハーゲンでのミンガス・ワークショップ。音質は満足すべきレベルです。1曲目はフルートのイントロからバスクラに持ち替えての長いソロがあって、それは展開というものが無くてどこまで行っても盛り上がらない、しかしそのスカッとしないところが良いんじゃないか。それはいくらかアンドリュー・ヒルとのアルバムの印象にも重なる、ドルフィーのもう一つの顔に思える。 |
この日は"Orange was..."の演奏もあったはずですが、しかしここに含まれていない。 ![]()
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/14 (Moon Records,MCD 016-2) この時期のミンガス・ワークショップの録音としてはこれをまず推薦したい。4/17、パリはサル・ワグラムでのセッション。disk2の2曲はすばらしい記録です。ジョニー・コールズが胃潰瘍でぶっ倒れたのがこの1曲目。 |
ちなみにこれはミンガスの奥さんがやっているレーベルの盤で、はびこる海賊盤を駆逐してやろうと今後順次いわゆる正規盤を制作していくとのことで、本当にそうしてもらえるならばありがたい。 ![]()
disc1:
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp(on disc2,1) Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/17 (Revenge!Records,32002) 上のRevenge!がリベンジしようとしているのがこの手の海賊盤。パリはサル・ワグラムでのセッションの一部で、Revenge!がそのコンプリートなので、そちらを探すべし。 |
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp(on 31) Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/17 (A JAZZ HOUR WITH,JHR 73516) 上と同じくサル・ワグラムでのセッションからの1曲を含んだ海賊盤。 |
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1:
Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp(on 31) Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/17 2-3: Charles Mingus:b Charles McPherson:as John Foster:p Roy Brooks:d date:1972.ca. (Bandstand,BDCD1530) 4/19、パリはシャンプ・エリーゼ劇場でのライブ。ミンガスのワークショップという枠組みの中でドルフィーが暴れてるわけだけど、結局のところ全体のトーンはミンガスです。ただしミンガス・ワークショップの演奏としては、その多彩さにおいて特筆すべき演奏だと思います。二枚組。 |
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disc1:
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Johnny Coles:tp Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/19 (MUSIC DISC,500072) 4/26、ドイツはヴッパタールでのミンガス・ワークショップ。 |
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Charles Mingus:b |
Eric Dolphy:as,bcl,fl Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Dannie Richmond:ds date:1964/04/26 (ENJA,ENJ-1002) 言わずとしれたLAST DATE。ジャズフルートの世界ってのはこんなに広いんだと教えてくれるドルフィー最後の録音。非常に素晴らしい。 |
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Eric Dolphy:as (on 3),bcl (on 1,4),fl (on 2,5) |
Misja Mengelbelg:p Jacque Schols:b Han Bennink:ds date:1964/06/02 (Fontana,822 226-2) "LAST DATE"が最後と思っていたら、こんなのが出てきた。内容的にはLAST DATEの方が断然良い。 |
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Eric Dolphy:as(on 2,3),bcl (on 1,4) |
Donald Byrd:tp Nathan Davis:ts Jack Dieval:p Jacque Hess:b Franco Monzecci:ds Jacky Bambou:conga date:1964 June.11 (WEST WIND,WW2016) --- |
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Eric Dolphy:bcl (on 1,3),fl(on 2) | Donald Byrd:tp Nathan Davis:ts Jack Dieval:p Jacque Hess:b Franco Manzecchi:ds Jacky Bambou:conga date:1964 June.11 (WEST WIND,WW2063) かなり貴重な録音を集めたイタリアの海賊盤。わけても記録に残っているかぎり金輪際最後の録音が含まれている。 |
1曲目は4/28のシュトゥッツガルトのセッションからの1曲。知る限りミンガスとの最後の演奏。次の2曲は"Last Date"からの2曲、次の"Naima"はドナルド・バードとのWest Wind盤と同じ録音。そして最後の3曲が、おそらくドルフィーの死の約一週間前と言われるセッションでの録音。 いささか定型的でもあるドルフィー独特の節回し、しかしこの最後の録音、"Serene"には新しいフレージングへの試みが記録されていて、まだこなしきれないそのもどかしさ、そして本当だったらそれがどんなふうに展開していったはずだったのか、思いをいたさずにはいられない。思いもよらずあっさりとしたその終わり方にはやりきれない余韻がある。 ![]()
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1: | Eric Dolphy:bcl,fl Clifford Jordan:ts Jaki Byard:p Charles Mingus:b Dannie Richmond:ds date:1964/04/28 Mozartsaal,Stuttgart,Germany 2,3: Eric Dolphy:as(on 3),fl(on 2) Misja Mengelbelg:p Jacque Schols:b Han Bennink:ds date:1964/06/02 Hilversum,Holland 4: Eric Dolphy:bcl Donald Byrd:tp Nathan Davis:ts Jack Dieval:p Jacque Hess:b Franco Manzecchi:ds Billy Brooks:perc date:1964 June.11 Paris,France 5-7 Eric Dolphy:as(on 5),bcl(on 7),fl(on 5) Sonny Grey:tp(on 6,7(or 7 by Woody Shaw)) Jack Dieval:p Jacque Hess:b Franco Manzecchi:ds Billy Brooks:perc(on 6,7) date:1964 late June. Paris,France (i Maestri del JAZZ,MJ1062-1) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
私が聴いた限りのアルバムがリストされています。このリストから漏れているアルバムで入手可能なものをもしご存じでしたら、是非教えて下さい。コメントも大歓迎!